〈生と死〉がテーマのシングルに続く新作は、倒錯した愛憎劇によって〈90sのV系を受け継ぐ〉というバンド・コンセプトを体現した全6曲。不気味なグロウルが響き渡るメロデス曲“Bondage”を筆頭に、血まみれの詞と殺伐としたサウンドの応酬に圧倒されるなか、“Wish”“Diary”のアコースティック版では切ないメロディーが耳に残る。DIR EN GREYの露悪性とLUNA SEAの耽美さが混在したような音世界には確たる美学が。

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