DJプレミア後見による昨年の2作目『2 Sides To Every Story』も記憶に新しい硬派なラッパーの初作が初めてリイシュー。彼をフックアップしたMOP人脈を中心にビッグ・ジャズもプロデュースに関わり、ブルックリン作法のタフなブーンバップを披露している。マーヴィン・ゲイ使いの“Get Mine”を含め、ハードさと親しみやすさが共存したバランスは97年のリリースならでは。