ポスト・ロックの誕生にも大きな影響を与えた電子音響系バンドのパイオニアによる13年ぶりとなる作品。女性ヴォーカルと蠢くベースが不穏なムードを醸し出す“Sky Hooks”や少ない音数で空間を埋め尽くす“Hooked Paw”など、圧倒的なサウンドメイクはポールことステファン・ベトケによるマスタリングの手腕も大きそうだが、いずれにせよ強烈な一枚だ。