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後藤威尊

騒ぎながら口ずさみたくなる歌詞の“HI-DE-HO”

西洸人「僕は“HI-DE-HO”の作詞に参加させていただきました。あと、タイトルも付けさせてもらっていて。この曲はお祭りっぽいニュアンスがいいということだったので、癖になるように、みんなで騒ぎながら口ずさみたくなるように、歌詞を書いています。同じ歌詞をリフレインさせているのも、そういった狙いからです。〈HI-DE-HO〉って〈ヤッホー〉というような意味なので、そのテンション感で聴いていただけたらな、と」

後藤「この曲は本当に口ずさみたくなるよね。僕もみんなで歌いたくなるという西くんの意図をちゃんと受け取りました。INIのみんなでスケボーを楽しんでいて、〈帰りたくねぇな〉、〈ずっと楽しいことをしていたい〉という状況を思い浮かべてレコーディングに臨みました。僕はサビの〈HI-DE-HO〉の後に来る〈Wake up やりたい放題〉とか、〈Way up まだ足りない Oh〉という大切なパートを任せていただいたので、楽曲の世界観を大切にしながら歌ってみました」

尾崎「僕も“HI-DE-HO”のようなテイストの曲は普段から聴いていることもあって、世界観をうまく表現できたと思います。それに自分の歌い方の引き出しをうまく活かせたとも思うので、たくさん聴いてほしいです」

 

許 豊凡

青春の甘酸っぱさが新鮮な“Drip Drop”

「“Drip Drop”は僕と大夢が作詞に参加させていただいています。こういう青春系の曲はずっと書いてみたかったので、嬉しかったですね。まるでMINI(INIのファンの呼称)の皆さんと青春を一緒に過ごしたかのような思いを込めて書きました」

髙塚大夢「そうだね。ここ最近のINIはかっこいい、大人っぽい曲が中心だったので、“Drip Drop”のような甘酸っぱさ、青春感がある曲は新鮮。作詞で参加する時も、パフォーマンス中のINIではなくて、コンテンツの中にある11人でふざけている学生のような感じが曲に出ればいいなと思って書きました」

「僕、大夢が書いた〈君色に染まっていく僕〉という一文が好きなんですよね。ここに曲の世界観、歌詞の意味がぎゅっと詰まっている気がして、すごくいいなって」

髙塚「ありがとう! そこはタイトルを意識して、〈一滴がじわっと染み込んでいく美しさ〉を自分の心で表現できないかな、恋愛に昇華できないかなと思って書いた部分です。少しずつ君という存在が自分の中に浸透して、気づいたらその人の虜になっている、というか」

松田迅「素敵!」

木村柾哉「僕、まさにそこのパートを歌っています。最後鼻に抜けるように歌っているのですが、めちゃくちゃ迅に真似されています(笑)」

松田「(真似しながら)僕ぅ~ってめっちゃやっちゃいます(笑)」

木村「あはは! ここは自分の意志とは裏腹に染まっていっちゃう感じがしたので、抜け感を意識してみました」

松田 迅

松田「僕は〈完成させたい Painting 届けたい Shine after rain〉というラップパートを担当しています。言葉が詰まっていてすごく難しかったですが、この曲は本当に好きで。青春、夏、爽やか、青い空というイメージがあって、聴いた人は学生時代を思い出せるんじゃないかなと思います」

――松田さんが一番学生に近いですもんね。

松田「そうですね。彼らはもうおじいちゃんです(笑)」

木村「でも迅ももう22歳じゃん」

松田「22歳になっちゃいました。『THE VIEW』のリリース日は僕の誕生日なので、お祝いの意味も込めてたくさんの人に聴いてほしいです!」