バロック時代の知られざるチェロ作品と当時のチェロ奏法の研究・実践に力を注ぐ懸田貴嗣が、盟友、渡邊孝とともに、文化庁芸術祭優秀賞作『ランゼッティ/チェロ・ソナタ集』(ALCD-1131)に続くCDとして、18世紀ローマで活躍したチェリスト、作曲家コスタンツィのチェロ作品集を発表。ボッケリーニの師と目されるコスタンツィの革新的な技巧が盛り込まれた驚くべき作品を、目の覚めるような演奏で披露。CDジャケットに使用されたカラヴァッジョの絵画の革新性を想起させるチェロ作品の数々を、これまた驚くべき先進性を持つガスパリーニのチェンバロ独奏曲とともにお楽しみあれ。