前々作以来の歌ものとなるソロ9作目はマイブラのデビー・グッギ(ベース)の参加も話題。ギターが轟音で鳴るのは、ゴシック風の“We Get High”のみ。他は単音リフやフリーキーなリード・フレーズを重ね、リラックスした歌と共に淡い音像を作り出している。全7曲中もっともテンションの高い“Hypnogram”がテレヴィジョンを連想させるところもムーアならでは。
サーストン・ムーア(Thurston Moore)『Flow Critical Lucidity』マイブラのデビーが参加 轟音を抑えたギターとリラックスした歌で淡い音像を作り出す
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