これを待っていた!と快哉。リラックスした歌モノとしての魅力も備えながら、ギターの轟音を淡々と重ね、緊張感を高めていく基本スタイルは、まさにソニック・ユース! ドラムスはステーヴ・シェリーで、ベース&バッキング・ヴォーカルがマイブラのデビー・グッギという布陣からも、この7枚目のソロ作でサーストンが何をやりたかったのかは明白だ。圧巻はラストの“Venus”。13分超えの轟音のギター・ノイズにシビれる。