サウンド・プロデューサーにKubotyを迎えた、東京発のスリーピースによるフル2作目。過去の恋愛に思いを馳せた感傷的な言葉や、バンドとして前を見て進んでいく現在の胸中を、エモや青春パンクを土台にしたシンプルかつストレートなバンド・サウンドに乗せてぶっ放していくのが彼らのスタイルであり、全曲もれなく圧倒的なまでにメロディアス。それに寄り添うコーラスも美麗で、ストロングポイントをさらに磨き上げた印象もある。豪快に轟く“真夜中のANTHEM”に始まり、代表曲“幸せになってくれよ”の再録、視野を広げてこれまでと異なるメッセージを綴った“No Future”など、聴きどころ多し。