Billboard JAPANが2024年の年間チャートを発表した（集計期間：2023年11月27日～2024年11月24日／Global Japan Songs Excl. Japanほか国別チャートは2023年11月24日～2024年11月21日）。

総合ソングチャート〈Billboard JAPAN Hot 100〉では、Creepy Nuts“Bling-Bang-Bang-Born”が総合首位に輝いた。2024年1月7日に配信リリースされた同楽曲は、TVアニメ「マッシュル-MASHLE-神覚者候補選抜試験編」のオープニングテーマで集計期間内に547,310,791回ものストリーミング再生数を記録。2位はtuki.“晩餐歌”、3位にはドラマ「Eye Love You」の主題歌として話題を集めたOmoinotake“幾億光年”がチャートインした。

総合アルバムチャート〈Billboard JAPAN Hot Albums〉では、Snow Manの4thアルバム『RAYS』が首位を獲得。2024年10月30日発売の本作は、集計期間内で累計1,183,100枚を売り上げ、CDセールスでも1位を記録。続く2位には米津玄師『LOST CORNER』、3位にSEVENTEEN『17 IS RIGHT HERE』がチャートインしている。

総合ソングと総合アルバムのポイントを合算したアーティストチャート〈Billboard JAPAN Artist 100〉では、Mrs. GREEN APPLEが首位に。“ライラック”“ケセラセラ”など計17曲が総合ソングトップ100以内にチャートインした。2位には“水平線”“高嶺の花子さん”など計10曲が100位以内に入り、上半期チャートより1つランクアップしたback number、3位には20年4月に開催されたアメリカ最大級の音楽フェス〈Coachella Valley Music And Arts Festival〉の出演が話題を呼んだYOASOBIが続いた。

なお、日本のアーティストの海外進出が進む中、Creepy Nuts“Bling-Bang-Bang-Born”は今回年間チャートとしては初公表となる、日本を除く世界200以上の国と地域で聴かれている日本の楽曲をランキング化した〈Global Japan Songs Excl. Japan〉を含む12冠を達成した。

そして、ダウンロード数を集計したアルバムチャート〈Billboard JAPAN Download Albums〉ではNumber_i『No.O -ring-』、急上昇中のアーティストを抽出した新人チャート〈Billboard JAPAN HeatSeekers Songs〉ではこっちのけんと“はいよろこんで”、〈ニコニコ動画〉上におけるVOCALOID曲の人気を測るチャート〈ニコニコVOCALOID SONGS〉では吉田夜世“オーバーライド”がそれぞれ首位を獲得した。

Creepy Nuts、Snow Man、Mrs. GREEN APPLE、Number_i、こっちのけんと、吉田夜世の受賞コメントは以下のとおり。

Creepy Nuts
2024年年間総合ソングチャート1位

「俺らも音楽で生活できるようになった!」みたいな気持ちがまだあるくらいなんで、世界で聴いてもらえる曲を作る予定ではまったくなかった。ほんまに、自分たちの〈吐き出したいもの〉とか、自分らの〈溜め込んだ表現の解放〉なんです。（R-指定）

また音楽に特化したような生活の仕方に戻った今となっては、前くらいの〈無責任さ〉みたいなのが戻ってきてるなっていう感じはありますね。よくないものはよくないまま表現して。その勇気も、いま一度持てた感じがする。（DJ松永）

年間総合ソングチャート1位を記念したCreepy Nutsのインタビューを前編／後編の2回にわけて公開
前編：https://www.billboard-japan.com/special/detail/4638
後編：https://www.billboard-japan.com/special/detail/4639　※2024年12月6日 （金）18:00公開

Snow Man
2024年年間アルバムチャート1位

この度はSnow Manの4thアルバム『RAYS』が〈Billboard JAPAN Hot Albums of the Year 2024〉を受賞させていただき、大変嬉しく思います。
自分達の作品を受け取っていただき、音楽に触れてくださったみなさま、また制作に関わっていただいた心強いスタッフのみなさまに本当に感謝しています。

4thアルバム『RAYS』はデビューしてから4年間に磨いた力、頂いた応援を音楽に昇華させた、いわばデビュー後のSnow Man第1章の集大成とも捉えられる、かなり思い入れの強い作品です。挑戦的でありながらも常にファンのみなさんの存在を近くに想像しながら制作をしました。そんな大切なファンのみなさんに聴いていただき、また嬉しい感想も沢山いただいて胸がいっぱいです。

2025年はグループとしてデビューから5周年を迎え、デビュー日の1月22日はベストアルバムを発売することから始まります。また、ファンのみなさんとの時間を増やせるよう絶賛計画中なので是非楽しみに待っていていただけたらと思います!

Snow Man ラウール

Mrs. GREEN APPLE
2024年年間アーティストチャート1位

とてもありがたいです。驚いて少し涙腺にきました。（藤澤涼架）

今年はたくさん曲をリリースしたので、それらがたくさんの方にきちんと届いているのが純粋にありがたいです。（若井滉斗）

僕は昨年、作詞家チャートと作曲家チャートで年間1位をいただいたからこそ、この1年間はとてもいい意味で自分が作るもの、自分たちが面白いと思えるものを信じて活動できました。その楽しかった年にこういった評価をいただけたのがうれしいです。（大森元貴）

年間アーティストチャート1位を記念したMrs. GREEN APPLEのインタビューを公開
https://www.billboard-japan.com/special/detail/4649

Number_i
2024年ダウンロードアルバムチャート1位

Number_iです!
この度、僕たちのミニアルバム『No.O -ring-』が、ビルボードジャパンさんの2024年年間ダウンロードアルバムチャートで首位を獲得しました。ありがとうございます!本当にたくさんの人に聴いていただいて、とても嬉しいなと思っております。
これからも、より多くの方々にNumber_iの音楽を届けられるように頑張りますので、ぜひ応援よろしくお願いします!

こっちのけんと
2024年年間ヒートシーカーズソングチャート1位

こっちのけんとです。
この度は身の丈以上の輝かしい賞を頂戴し誠に光栄に思います。
ありがとうございます。
今後はこの賞に見合うアーティスト、人間性になれるように尽力いたします。
お楽しみに。

吉田夜世
2024年年間ニコニコVOCALOID SONGS1位

上半期に続き年間チャートも1位ということで、驚きつつも嬉しい気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!
来年も再来年も、その先もずっと“オーバーライド”で盛り上がっちゃってください!

各チャートの順位は以下のとおり。

Billboard JAPAN Hot 100 年間チャート

総合ソングチャート：全国推定売上枚数、ダウンロード回数、ラジオ放送回数、ストリーミング数、YouTubeの動画再生回数、カラオケ歌唱回数を元にした独自ポイントを合算した、米国でもBillboard音楽チャートの中心となるチャート

1. Creepy Nuts“Bling-Bang-Bang-Born”
2. tuki.“晩餐歌”
3. Omoinotake“幾億光年”
4. YOASOBI“アイドル”
5. Mrs. GREEN APPLE“ライラック”
6. Mrs. GREEN APPLE“ケセラセラ”
7. Ado“唱”
8. Vaundy“怪獣の花唄”
9. Mrs. GREEN APPLE“青と夏”
10. Mrs. GREEN APPLE“ダンスホール”

Billboard JAPAN Hot Albums 年間チャート

総合アルバムチャート：全国推定売上枚数とダウンロード数のデータを合算した総合アルバムチャート

1. Snow Man『RAYS』
2. 米津玄師『LOST CORNER』
3. SEVENTEEN『17 IS RIGHT HERE』
4. SixTONES『THE VIBES』
5. SEVENTEEN『SPILL THE FEELS』
6. Number_i『No.Ⅰ』
7. Stray Kids『GIANT』
8. Number_i『No.O -ring-』
9. 宇多田ヒカル『SCIENCE FICTION』
10. なにわ男子『＋Alpha』

Billboard JAPAN Artist 100 年間チャート

アーティストチャート：〈総合ソングチャート〉と〈総合アルバムチャート〉のポイントを合算したアーティストランキング

1. Mrs. GREEN APPLE
2. back number
3. YOASOBI
4. Vaundy
5. Official髭男dism
6. Ado
7. Creepy Nuts
8. 米津玄師
9. King Gnu
10. あいみょん

Billboard JAPAN Hot Animation 年間チャート

総合アニメソングチャート：〈Billboard JAPAN Hot 100〉からTVアニメ／映画のタイアップ楽曲と、アニメ声優による楽曲を抽出したアニメソングチャート

1. Creepy Nuts“Bling-Bang-Bang-Born”
2. YOASOBI“アイドル”
3. Mrs. GREEN APPLE“ライラック”
4. King Gnu“SPECIALZ”
5. Vaundy“タイムパラドックス”
6. YOASOBI“勇者”
7. ヨルシカ“晴る”
8. 緑黄色社会“花になって”
9. キタニタツヤ“青のすみか”
10. SEKAI NO OWARI“最高到達点”

Billboard JAPAN Download Songs 年間チャート

ダウンロードソングチャート：ダウンロード数を集計した楽曲チャート

1. Creepy Nuts“Bling-Bang-Bang-Born”
2. tuki.“晩餐歌”
3. Ado“唱”
4. 米津玄師“さよーならまたいつか!”
5. Mrs. GREEN APPLE“ライラック”
6. Omoinotake“幾億光年”
7. Number_i“GOAT”
8. ヨルシカ“晴る”
9. MY FIRST STORY × HYDE“夢幻”
10. 緑黄色社会“花になって”

Billboard JAPAN Download Albums 年間チャート

ダウンロードアルバムチャート：ダウンロード数を集計したアルバムチャート

1. Number_i『No.O -ring-』
2. 宇多田ヒカル『SCIENCE FICTION』
3. 米津玄師『LOST CORNER』
4. Number_i『No.Ⅰ』
5. King Gnu『THE GREATEST UNKNOWN』
6. Ado『Adoの歌ってみたアルバム』
7. YOASOBI『THE BOOK 3』
8. Travis Japan『Road to A』
9. Ado『残夢』
10. Mrs. GREEN APPLE『ANTENNA』

Billboard JAPAN Streaming Songs 年間チャート

ストリーミングソングチャート：ストリーミング数を集計した楽曲チャート

1. Creepy Nuts“Bling-Bang-Bang-Born”
2. tuki.“晩餐歌”
3. Omoinotake“幾億光年”
4. Mrs. GREEN APPLE“ライラック”
5. YOASOBI“アイドル”
6. Mrs. GREEN APPLE“ケセラセラ”
7. Ado“唱”
8. Vaundy“怪獣の花唄”
9. Mrs. GREEN APPLE“青と夏”
10. Mrs. GREEN APPLE“Soranji”

Billboard JAPAN Heatseekers Songs 年間チャート

ヒートシーカーズソングチャート：〈Billboard JAPAN Hot 100〉を構成するデータのうち、ラジオ、ダウンロード、ストリーミング、週間動画再生数を集計し、その中から急上昇中のアーティストを抽出したチャート

1. こっちのけんと“はいよろこんで”
2. 友成空“鬼ノ宴”
3. マルシィ“ラブソング”
4. 乃紫“初恋キラー”
5. FRUITS ZIPPER“わたしの一番かわいいところ”
6. AKASAKI“Bunny Girl”
7. BABYMONSTER“ SHEESH”
8. 808“You”
9. swetty“junkie”
10. 吉田夜世“オーバーライド”

Billboard JAPAN Top User Generated Songs 年間チャート

ユーザージェネレイテッドソングチャート：YouTubeの再生数のうち、UGC（ユーザー生成コンテンツ）のみを集計したチャート

1. Creepy Nuts“Bling-Bang-Bang-Born”
2. YOASOBI“アイドル”
3. 原口沙輔“人マニア”
4. Ado“唱”
5. Kanaria“酔いどれ知らず”
6. ピノキオピー“神っぽいな”
7. Kanaria“KING”
8. 吉田夜世“オーバーライド”
9. なとり“Overdose”
10. tuki.“晩餐歌”

Billboard JAPAN Top Singles Sales 年間チャート

シングルセールスチャート：初回盤や限定盤、通常盤などの商品分類上別商品となる売上推定枚数をタイトルごとに合算したシングルセールスチャート

1. Snow Man『LOVE TRIGGER／We’ll go together』
2. Snow Man『BREAKOUT／君は僕のもの』
3. INI『THE FRAME』
4. Aぇ! group『《A》BEGINNING』
5. INI『THE VIEW』
6. 乃木坂46『チャンスは平等』
7. 乃木坂46『Monopoly』
8. 櫻坂46『自業自得』
9. JO1『HITCHHIKER』
10. JO1『WHERE DO WE GO』

Billboard JAPAN Top Albums Sales 年間チャート

アルバムセールスチャート：初回盤や限定盤、通常盤などの商品分類上別商品となる売上推定枚数をタイトルごとに合算したアルバムセールスチャート

1. Snow Man『RAYS』
2. SEVENTEEN『17 IS RIGHT HERE』
3. SixTONES『THE VIBES』
4. SEVENTEEN『SPILL THE FEELS』
5. 米津玄師『LOST CORNER』
6. Stray Kids『GIANT』
7. なにわ男子『＋Alpha』
8. Number_i『No.Ⅰ』
9. SEVENTEEN『SEVENTEENTH HEAVEN』
10. ENHYPEN『ROMANCE : UNTOLD』

TikTok 年間チャート

TikTokチャート：TikTok上における楽曲人気を測るチャート

1. Creepy Nuts“Bling-Bang-Bang-Born”
2. Shinonome“Athletic Meet “Heaven and Hell””
3. KOMOREBI“Giri Giri”
4. ILLIT“Magnetic”
5. edhiii boi“おともだち”
6. 乃紫“全方向美少女”
7. syummacha“Piano music and BGM that match the emotional scene”
8. CUTIE STREET“かわいいだけじゃだめですか?”
9. こっちのけんと“はいよろこんで”
10. Mega Shinnosuke“愛とU (Sped Up Ver.)”

ニコニコVOCALOID SONGS 年間チャート

ニコニコVOCALOID SONGS：動画配信サービス〈ニコニコ動画〉上におけるVOCALOID曲※の人気を測るチャート
※〈VOCALOID（ボーカロイド）〉および〈ボカロ〉はヤマハ株式会社の登録商標です

1. 吉田夜世“オーバーライド”
2, サツキ“メズマライザー”
3. jon-YAKITORY“混沌ブギ”
4. 原口沙輔“人マニア”
5. 原口沙輔“イガク”
6. DECO*27“ラビットホール”
7. すりぃ“テレキャスタービーボーイ(long ver.)”
8. ンバヂ(nbaji)“好きな惣菜発表ドラゴン”
9. いよわ“きゅうくらりん”
10. john“春嵐”

Global Japan Songs Excl. Japan 年間チャート

Global Japan Songs Excl. Japan：日本の楽曲を対象に、Luminate Data LLCが集計した、日本を除く（excluding）世界200以上の国と地域の主要デジタルプラットフォームの定額課金型（サブスクリプション）と広告支援型の公式ストリーミング、ダウンロードにそれぞれ比重をつけて算出し、ランク付けしたチャート

1. Creepy Nuts“Bling-Bang-Bang-Born”
2. YOASOBI“アイドル”
3. King Gnu“SPECIALZ”
4. imase“NIGHT DANCER”
5. 藤井風“死ぬのがいいわ”
6. 米津玄師“KICK BACK”
7. キタニタツヤ“青のすみか”
8. YOASOBI“夜に駆ける”
9. TERIYAKI BOYZ“TOKYO DRIFT(FAST & FURIOUS)”
10. 松原みき“真夜中のドア～stay with me”

 

ビルボードジャパンチャートとは

米Billboardのメソッドに則り、ラジオオンエア回数、CDセールス、ストリーミング回数、ダウンロード数、動画再生、カラオケなど6種類のデータを集計・合算した総合音楽チャートです。多様化する音楽マーケットの動向をリアルに反映し、〈今、本当に聴かれている音楽〉が分かるチャートを発信しています。

Charts：https://www.billboard-japan.com/charts/

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Chart Insight：https://www.billboard-japan.com/chart_insight/