Number_iが4thシングル『REBON / BUGS LIFE / DIGITAL GIRL』をリリースした。アトランティック・レコード移籍第1弾シングルである本作には、今年春に渡米した際に制作に着手した曲など、平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の3人がこの先世界を舞台に活躍していく上で必要不可欠なナンバーが収められている。そんなNumber_iの新境地を感じられるニューシングルについて、ライターの柚月裕実にレビューしてもらった。
なお、タワーレコードでは『REBON / BUGS LIFE / DIGITAL GIRL』の発売を記念した〈タワラブ!〉キャンペーンを開催中。ぜひお近くのタワレコ店舗に足を運んでもらいたい。 *Mikiki編集部
“BON”をより攻撃的にした“REBON”と新たな〈沼ソング〉“DIGITAL GIRL”
Number_iがリリースしたトリプルAサイドシングル『REBON / BUGS LIFE / DIGITAL GIRL』が、各音楽チャートの週間シングル部門で首位を獲得するなど、好調な滑り出しを記録している。アメリカの名門レーベル、アトランティック・レコードに移籍後、初リリースとなるシングルで弾みをつけたNumber_i。そんな最新シングルにはどんな楽曲が詰まっているのだろうか。ここでは以前個別でレビューした“BUGS LIFE”を除く5曲の聴きどころに迫ってみたい。
まずは表題曲の一つである“REBON”。2024年5月にリリースしたミニアルバム『No.O -ring-』のリード曲“BON”の続編として制作された同曲だが、誰に何を言われようが自分たちの軸はブレない、そんなNumber_iの強い意志は“BON”から変わらず健在。一方で、〈絡まりながらも根を張った〉〈Number_iはだいぶ調子いいぜ〉など、“BON”から約2年を経て自分たちの活動に手応えを感じている様子も描かれている。また、〈踊るBONぽこりん〉といった独特なワードチョイスも彼ららしい。
トラックはというと、和のテイストを全面に押し出した“BON”のサウンドを素材にしつつ、よりデジタルでヒップホップ色を強めた攻撃的な楽曲に仕上がっている。“INZM”を感じさせる部分があったりと様々な音を取り入れたカオティックな構成は、Number_iならではの遊び心が反映されている。
冒頭からのスピーディーな展開がクセになる“DIGITAL GIRL”は、〈コーチェラとかもどうですか来週〉など制作当時の状況を反映したと思われるフレーズ、〈2ちゃんねらー〉〈インプレゾンビ〉といったネットスラングが散りばめられたリリックがリスナーの心をくすぐる1曲だ。そうした風刺の効いた言葉とともに、〈リアルなLoveが心臓部〉など聴き手の心を一瞬で射抜くような一節にもハッとさせられる。
LAで制作に着手したこの曲について、平野は「アメリカの王道ヒップホップは、ビートのループにリリックを乗せていくスタイル。だから僕らが普段やっているような、展開が多くて音感を重視するスタイルは理解してもらえないことも多くて」とコメントしている。これまで平野、神宮寺、岸の3人、そしてPecori(ODD Foot Works)、MONJOE(DATS)、SHUN(FIVE NEW OLD)で築いてきたNumber_iのクリエイティブの形を再解釈・再構築したのが今回のシングルだとするならば、“DIGITAL GIRL”からも、そうした従来のNumber_iを更新していこうとする強い気概が伝わってくる。
サビではドラムンベースを取り入れつつ、デジタルサウンドで爽快感と疾走感を演出したトリッキーな“DIGITAL GIRL”は、Number_iの新境地を物語る新たな〈沼ソング〉とも言えそうだ。
平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太の個性とこだわりが滲み出た3曲のカップリング
9月の〈ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026〉のステージでも初披露された、ドラマチックなメロディラインが印象的な“NUMBERS PT.2”。〈PT.2〉とあるように、1stアルバム『No.Ⅰ』で平野がプロデュースした“Numbers”を生まれ変わらせた楽曲だ。Aメロ、Bメロ、サビと各パートのコントラストが強く、“REBON”と同様に3人の精神面での成長も歌詞から感じ取ることができる。
また、ジャジーなピアノのフレーズがサンプリングされていたり、岸のラップパートでは音数を絞ったりと、サウンド面においてもこれまでのNumber_iの曲とは一風変わったアプローチがなされている点にも注目したいナンバーだ。
基となった“Numbers”はデビュー間近に制作された楽曲で、〈3人の色をもっと知ってほしい〉という思いが込められていた。その思いを受け継ぎつつも、彼らが現在置かれている状況――新たなフィールドに立ち、改めて気を引き締め直して、もう一段ギアを上げていくような決意が“NUMBERS PT.2”には滲んでいる。
神宮寺の「コンサート会場で爆音を鳴らしたい」という思いから制作された“DEJA VU CLUB”。クレジットを見ると、作詞はPecori、作曲はMONJOE、SHUN、Number_iとなっていて、今回のシングルで最も従来のNumber_iらしさが感じられるナンバーだ。
神宮寺によれば、舌を巻いて発音したりと、あえて日本語っぽくない発声を意識したという。クラブサウンドを基調に誰もがノリやすいリズムが敷かれており、Number_iならではの独特な高揚感がたまらない。3人のパフォーマンス込みで、今後さらに化ける可能性を秘めているキラーチューンである。
岸がプロデュースを担当した“PATRASCHE”は、岸いわく「もともとこういう曲調をやる予定はなかった」とのこと。個人的にも今回のシングルの中で、タイトルと曲とのギャップに最も心を掴まれたのが本楽曲だ。情景がありありと浮かぶストーリー性の高いリリックやメロディアスな世界観も気になるが、そんな中で特に耳に残ったのが〈走れ/パトラッシュ〉というフレーズだ。懸命に走ったのはメロスで、パトラッシュはネロの相棒で忠犬……そんな曲の本筋とは関係のないことまで考えているうちに、あれよあれよと引き込まれたのはここだけの話。
〈2026来年は俺らの番でしょ〉とのっけからストレートなパンチラインをかまし、終盤の〈iが線をはみ出る/無我夢中で〉と自分たちを鼓舞するようなフレーズも印象的だ。さらに〈口先だけのやつ無理すぎ〉とあるように、彼らはそんな人物像を反面教師にしてこれからも突き進んでいくのだろう。何度失敗したっていい、でもダサい大人にだけにはならない。そんな誓いにも似たメッセージをこの曲から感じた。
Number_iと共にiLYsも世界へ
名門のアトランティック・レコードと契約を結び、新たなフィールドに立ったNumber_i。曲によってはLAのクリエイティブチームが参加しているが、Number_iの特徴とも言えるユニークな曲構成やワードセンスはいっさい損なわれていない。むしろアメリカの最先端のトレンドを吸収し、〈Number_iらしさ〉の定義がさらに拡張したような気さえする。
日本から世界の大海原へと飛び出していった3人が、これからどのように羽ばたいていくのか。世界中の猛者が集うフィールドに歩みを進めたことで、この先、想像もしなかったような壁にぶつかることもあるかもしれない。しかし、心配は無用だろう。ぶつかった壁すらアトラクションのように楽しんで壊していき、その経験を養分にしてNumber_iはますます進化していくはずだ。この先も3人の背中を追っていけば、まだ誰も見たことのない景色をiLYs(Number_iのファンネーム)も見ることができるだろう。
参考文献
https://music.apple.com/jp/album/rebon-bugs-life-digital-girl-ep/6807250730
RELEASE INFORMATION
リリース日:2026年9月23日(水)
■通常盤(CD)
品番:WPCL-13815
価格:1,650円(税込)
TRACKLIST
1. REBON
2. BUGS LIFE
3. DIGITAL GIRL
4. DEJA VU CLUB(神宮寺勇太プロデュース楽曲)
■初回限定盤A(CD+Blu-ray)

品番:WPZL-32330~31
価格:2,420円(税込)
■初回限定盤A(CD+DVD)
品番:WPZL-32334~35
価格:2,200円(税込)
TRACKLIST
CD ※初回限定盤A(CD+Blu-ray)、初回限定盤A(CD+DVD)共通
1. REBON
2. BUGS LIFE
3. DIGITAL GIRL
4. NUMBERS PT.2(平野紫耀プロデュース楽曲)
Blu-ray/DVD
特典映像①:BUGS LIFE (Official Music Video)
特典映像②:REBON / BUGS LIFE / DIGITAL GIRL CD Jacket / Booklet Behind The Scenes
■初回限定盤B(CD+Blu-ray)

品番:WPZL-32332~33
価格:2,420円(税込)
■初回限定盤B(CD+DVD)
品番:WPZL-32336~37
価格:2,200円(税込)
TRACKLIST
CD ※初回限定盤B(CD+Blu-ray)、初回限定盤B(CD+DVD)共通
1. BUGS LIFE
2. REBON
3. DIGITAL GIRL
4. PATRASCHE(岸優太プロデュース楽曲)
Blu-ray/DVD
特典映像①:BUGS LIFE (Official Music Video)
特典映像②:BUGS LIFE (Official Music Video) Behind The Scenes
※初回限定盤はスリーブジャケット付
■ショップ別オリジナル特典情報
タワーレコード:スマホサイズステッカー(B8サイズ)
詳細ページ:https://tower.jp/article/feature_item/2026/07/17/0701
INFORMATION
Number_i『REBON / BUGS LIFE / DIGITAL GIRL』リリース記念〈タワラブ!〉キャンペーン
〈タワラブ!〉B1ポスター掲出
タワーレコード限定の特別な写真を使用したNumber_i〈タワラブ!〉B1ポスターを全国のタワーレコードで掲出します。
掲出期間:2026年9月22日(火)~2026年10月19日(月)
※終了日は店舗によって異なる場合がございます
掲出店舗:タワーレコードおよびTOWER RECORDS mini全店
タワーレコード オリジナル特典

トリプルAサイドシングル『REBON / BUGS LIFE / DIGITAL GIRL』のタワーレコードオリジナル特典として〈タワラブ! スマホサイズステッカー〉を先着でプレゼントします。数に限りがありますので、お早めにご予約・ご購入ください。
※ご予約済みのお客様も対象となります
※特典の数には限りがございます。限定数満了次第、終了とさせていただきます
※タワーレコード店舗とオンラインでは特典の運用状況が異なる場合がございます。店舗でのご購入で特典ご希望のお客様は、各店舗に運用状況をご確認ください
詳細ページ:https://tower.jp/article/feature_item/2026/08/13/0701
『REBON/BUGS LIFE/DIGITAL GIRL』衣装展
4thシングル『REBON/BUGS LIFE/DIGITAL GIRL』の発売を記念して、メンバーがMVで着用した衣装を展示します。
※タワーレコード渋谷店での展示は終了いたしました
タワーレコード梅田NU茶屋町店
開催期間:2026年10月6日(火)~2026年10月9日(金)
展示内容:メンバー3人の着用衣装
店舗HP:https://tower.jp/store/kinki/UmedaNUChayamachi
タワーレコード札幌パルコ店
開催期間:2026年10月19日(月)~2026年10月25日(日)
展示内容:メンバー3人の着用衣装
店舗HP:https://tower.jp/store/hokkaido/SapporoParco
※衣装の観覧方法詳細は、決まり次第、各開催場所のタワーレコード店舗HPにて追って発表します。発表されるまでは各店舗へのお問い合わせはお控えください。
※衣装の観覧は混雑緩和のため電子整理券制となります。電子整理券をお持ちでないお客様は観覧できません
※電子整理券取得方法等の詳細については、各店舗のHPをご確認ください
※期間・内容等は予告なく変更になる場合があります
※営業時間が変更・また休業となる場合があります。各店舗のHPよりご確認ください
※展示物にはお手を触れないようお願いします。
※混雑状況によっては、追加の制限を設ける場合があります
メンバーコメント動画放映
期間中、Number_iのメンバーがタワーレコードのために収録したオリジナルコメントをデジタルサイネージにて放映します。
放映期間:2026年9月22日(火・祝)~2026年10月19日(月)
対象店舗:タワーレコードおよび TOWER RECORDS mini
※舞浜イクスピアリ店、もりのみやキューズモール店は除く
※放映期間は前後する場合があります
※放映は予告なく終了、延長する場合があります
LIVE INFORMATION
Number_i LIVE TOUR No.III
■Chapter 1 : Japan
2026年10月24日(土)北海道 大和ハウス プレミストドーム(札幌ドーム)
開場/開演:14:00/16:00
問い合わせ:ミュージックファン 011-799-1000(平日12:00〜17:00)
2026年12月2日(水)大阪 京セラドーム大阪
開場/開演:16:30/18:30
問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(平日12:00~17:00、土日祝除く)
2026年12月9日(水)、10日(木)東京 東京ドーム
開場/開演:16:30/18:30
問い合わせ:キョードーファクトリー チケットセンター 0570-08-9971(月〜日 10:00〜18:00)
2027年1月9日(土)愛知 バンテリンドーム ナゴヤ
開場/開演:15:00/17:00
2027年1月10日(日)愛知 バンテリンドーム ナゴヤ
①開場/開演:10:30/12:30
②開場/開演:17:00/19:00
2027年1月11日(月・祝)愛知 バンテリンドーム ナゴヤ
開場/開演:15:00/17:00
問い合わせ:サンデーフォークプロモーション 052-320-9100(12:00~18:00)
2027年1月16日(土)、17日(日)福岡 みずほPayPayドーム福岡
開場/開演:15:00/17:00
問い合わせ:キョードー西日本 0570-09-2424(平日、土11:00〜15:00)
■Chapter 2:Asia & North America(海外公演)
※詳細は後日発表
主催・企画・制作:LIVE NATION H.I.P.
協力:TOBE/Atlantic Records/Warner Music Japan
ツアー特設サイト:https://www.livenationhip.co.jp/all-events/number_i-tickets-ae1689539
