制作にJJJやMiru Shinoda(yahyel)らを迎えた昨年のアルバムがLP化。虚飾を排して自身の弱さや負の感情から果ては虚無へと届くラップは、成功やその夢に酔いしれるシーンに背を向けた内なる叫び。自身の道のりに加えて数多の探究をマイケル・マンや三島、レヴィ=ストロースらまで挙げて歌う“興味”の〈人生はかなりハード/けれども暗くはない〉のラインが救いだ。