ベーシック・チャンネルから連綿と続くダブ・テクノの系譜を自身のレーベルで継承する、ギリシャの雄による約4年ぶりのアルバム。アンビエントな立ち上がりから中盤のダビーなパートを抜けて、フロアシェイカーの“Footsteps”〜“Berlin”をピークに頂点に達すると、そこから徐々にエンディングに向かうという、流れるような構成も見事。ヴェテランの手腕が冴える。