神戸、ジャズといえば、ピアニストの小曽根真さんが思い浮かぶが、本作は日本のジャズ発祥の街である同地を拠点に活動を続けるベテラン・トロンボーン・プレイヤー、五島健史のセルフ・プロデュースによる初アルバム。気心知れたメンバーをバックに、ワン・ホーン・カルテットの編成で聴かせる極上のスタンダード集。収録された全11曲は各曲をジャズ史に名を残す名トロンボーン・プレイヤーへトリビュートし、終始安定したテクニックで、楽曲の持つ魅力を余すところなく伝えている。サックスやトランペットとまた違った管楽器であるトロンボーンの妙味を100%堪能できる好アルバムだ。
五島健史トロンボーン・ジャズカルテット『イッツ・ドゥ・ラブリー』楽曲の魅力を余さず伝える極上のスタンダード集
ジャンル
ジャズ