早くからボヘミア・バロックの鬼才ゼレンカの作品録音を通じ、その凄さを音楽ファンに伝えてきた合唱界の大御所ベルニウスによるゼレンカの最新録音。ミサ“主に感謝したてまつる”は、6人の独唱者、合唱、弦楽合奏に通奏低音、フルート、オーボエ、ファゴットに、ティンパニやトランペットも加わる大規模な祝祭ミサ。カストラートを想定して書かれた技巧的な女声独唱や重唱と、ゼレンカ特有の作曲法で練り上げられた合唱に、華やかな管弦楽が組み合わさり、すさまじいスケールの作品に仕上がっている。あの大バッハも大きな影響を受けたと言われるゼレンカの傑作を最高の演奏で!