ナイジェリア生まれ/トロント在住のシンガー・ソングライターによる2枚目のフル・アルバム。2023年の処女作はベッドルームから画面越しでダンスフロアを覗いているような、どこか傍観者っぽい雰囲気がありましたが、今回はフロアへ直行。世代によってはレイヴやガバを連想するであろうサウンドを散りばめ、フィジカルにガンガン訴えかけてきます。デトロイト録音を敢行したハイ・テック客演の治安悪めな“In The Club”や、魅惑のウィスパー・ヴォイスで陶酔感を煽るドラムンベースもバッチリ。妙な小難しさが取り払われ、ここから大きな飛躍を期待せずにはいられない渾身の一枚です。
デビー・フライデー(DEBBY FRIDAY)『The Starrr Of The Queen Of Life』フロア直行なレイヴやガバ、ドラムンベースでフィジカルに訴える渾身の一枚
