ナイジェリア生まれのカナダ育ちで、現在はトロントをベースに活動するシンガー・ソングライター。各メディアで高い評価を受けた2枚のEPを経てサブ・ポップからリリースとなった初のアルバムには、グラハム・ウォルシュ(ホーリー・ファック、メッツ他)が共同プロデューサーとして参加。その内容は、色気のあるヴォーカルとラップを武器にした強烈なビートのエレクトロ音楽で、レフトフィールドでエクスペリメンタルな世界観はどことなくFKAツイッグスやサンティゴールドにも通じる。ルーツであるアフリカ音楽の要素も感じさせ、無機質な感覚と、人間的な温もりが同居する魅力的な作品だ。