ヨーロッパを股にかけて活躍したルネサンス後期を代表する大作曲家オルランドゥス・ラッスス。多種多様な音楽を生涯にわたって作り続けたラッススの若き日の傑作、“7つの懺悔詩篇”をダニエル・ロイス率いるカペラ・アムステルダムが録音! 七つの大罪に対してその懺悔を示す旧約聖書のダヴィデ詩篇からテキストが取られ、七つの異なる教会旋法で書かれているという凝った技巧による曲集で、その音楽の表現力は時代を超えて現代の我々にも響くものがある。ロイスの指揮の下、圧倒的な歌唱力でこの傑作を歌うカペラ・アムステルダムの素晴らしさも出色。