モータウン・サウンドをカリフォルニアの砂漠で奏でるというコンセプトを持つ2作目は、それだけにとどまらない曲の振り幅という成果も残している。その意味ではウエスタンな“Stop, Please Don’t Go”、ソウルの影響をガレージ・サウンドに落とし込んだ表題曲、ソフト・ロックの “Song For Arthur”が聴きどころ。レトロな作風に滲むマニアックな感性がクセになる。