半音階と微分音の効果を探求した16世紀イタリアの異色の作曲家ニコラ・ヴィチェンティーノ。1555年に著した「現代の音楽に実践された古代の音楽」で先進的な音楽理論家としての音楽史名を残すこの作曲家の貴重なマドリガーレ集を、作曲家の故郷の音楽院の古楽科アンサンブルが録音。現代人の耳にも斬新に聴こえるヴィチェンティーノの音楽を、声楽アンサンブルと器楽アンサンブルで演奏。同時収録されたヴィチェンティーノの理論を実践した同時代の作曲家の特異なチェンバロ音楽も強烈だ。ルネサンス時代の驚異の響きをご堪能あれ。
ステファノ・ロレンツェッティ(Stefano Lorenzetti)『ヴィチェンティーノ:マドリガーレ集第5巻 他』ルネサンス時代の異色作曲家、その驚異の響きをご堪能あれ
