初の単独来日公演が10月1日に実現するイギリスのシンガー・ソングライター。この4枚目のアルバムも含め、3作連続で全英No. 1になっているんだから、その人気は推して知るべし。ファンキーでソウルフルなポップスを、ロックンロールからバラードまでという振り幅にラテン、レゲエ、ラップ、ディスコのエッセンスも加え、楽しませる全15曲。楽曲ごとにプログラミングとバンド・サウンドを巧みに使い分けるアンサンブルも聴きどころだが、曲の根底にあるゴスペルの影響も聴き逃せない。なぜなら、それが彼の曲が持ついちばんの魅力と言える昂揚感の源になっているからだ。