ヴィンテージ・シンセによる記名性の高い音作りと洗練のコードワークを掛け合わせたモダン・ポップを奏でるユニットが、待望の4作目を完成。1〜2作目と同じくみさきをヴォーカリストに迎えた本作は、前半を〈現代編〉、後半を〈未来編〉と位置付けて〈現代の病理と未来への希望〉を描いたというコンセプト・アルバムに。YMO直系のオリエンタルなテクノ・ポップやソフトなAORとみさきのピュアな歌声、SF風の歌詞が重なって現出するのは、星屑の煌めきを〈音〉に転写したような奥行きあるコズミック・ポップ。こだわり抜かれた無二のサウンド、その一音一音の鳴りが美しすぎて悶絶します。