90年代以降のUKロックに道を作ってきた重鎮がデビュー35年の節目に新作を完成! ティム・バージェスの定期的なソロ作もやはりホームの安定感あってこそ。豪華ゲストを招いた前作『Different Days』(2017年)に対し、今回はドラマーにピート・ソールズベリー(元ヴァーヴ)を固定した15年来の編成でギミックなしの本道を聴かせる。90年代ぶりにウェールズのロックフィールドで録音する一方、制作陣にはデヴ・ハインズ(ブラッド・オレンジ)とフレッド・マクファーソン(スペクター)を起用して聴き心地はモダンに。それでも“For The Girls”や“Glad You Grabbed Me”などはいつの録音か混乱するほどの良さ!