ガーナの秘宝が31年ぶりの新作を発表!

ガーナの伝説が……というか、94年のリリース当時はほとんど人が知る由もなく、長らく埋もれていたアタ・カクのファースト・アルバム『Obaa Sima』。今世紀に入って西洋から〈発見〉される過程でどんどん評価を広げ、同作は2015年に初のリイシューという形でより広く世界に紹介された。その評判を受けてガーナはクマシで暮らしていた本人もフェス出演などで表舞台にお目見えし、さらなる期待を集めていたのだった。

そしてこのたびはまさかの31年ぶりにセカンド・リリースが実現! エレクトロニック・ミュージックとトウィ語で送るアクロバティックなラップや耳に残るスキャット、クセになるドラム・ビートなどで織り成された新作『Batakari』で光るのは明らかにモダンになった野心的なサウンドのカッコ良さ。ローファイ・ハウス × バーガー・ハイライフとも形容されるハイエナジーな熱気をいまこそキャッチしてほしい。最高!