ジャック・ホワイトの片腕として活躍してきたマルチ奏者で、元ブラック・ベルズのオリヴィア・ジーンがソロ・デビュー。実在した殺人鬼をモチーフにしながらキッチュさを意識したと思しきサウンドは、ガレージ・ロックと今様のオルタナティヴなヒップホップを掛け合わせた感じ。歪なサウンドにガーリーな魅力が滲み、そこから生まれるノスタルジックかつスリリングな雰囲気が素晴らしい。流石はジャックの妹分だ。