ユートピアをテーマとした次作と対を成すニュー・アルバムで、こちらは殺伐としたディストピアに特化。銃問題や気候変動、外見批判、男尊女卑、宗教観、ホームレスなど現代社会の課題を取り上げ、独自の神秘的な仮想ワールドの中で展開される。カーリー・レイ・ジェプセンやマリーナを手掛けてきたCJ・バランが、前作『Portals』に続いて全面プロデュースを担当。エレクトロニックとオーケストラを融合させたダーク・ポップは、統一感を持ちつつも、各曲が異なるベクトルを放ち、壊れたバレエ音楽を思わせる。ストーリーを追ったイラストブックも作られているとのことで、やはり映像化に期待したいところ。