神崎ひさあき率いるフュージョン・バンド、神崎オン・ザ・ロードの幻の3枚が45年を経て初のCD化!
80年から81年までという短い期間に3枚のオリジナル・アルバムをリリースした、アルト/ソプラノ・サックス奏者、神崎ひさあき率いるフュージョン・バンド、神崎オン・ザ・ロード。その3枚である『OPEN MY ROAD』(80年)、『Little Road Gang』(80年)、『LONG ROMANTIC ROAD』(81年)が初のリイシュー。つまり45年を経ての初CD化である。80年代半ばにリーダーの神崎が渡米してしまったためバンドは自然消滅してしまったが、彼がLAに拠点を移してからもソロ・アルバム『KANZAKI』(88年)や、カヴァーされて全米ジャズ・チャート9位をマークした『So Far Away』、ダイアナ・ロスのレコーディング用に彼が書き下ろした『Baby Baby』など活躍は続いていた。
ただ、残念なことにその後も神崎オン・ザ・ロードの再結成はなく、これまでに幾度もオファーされていた3枚のCD化も神崎の同意が得られずに頓挫していた。しかし、昨年のデビュー45周年という節目が契機となり、初リイシュー、初CD化が実現。もちろん、オリジナル・マスターからの最新リマスター、高音質UHQCD(通常のCDプレイヤーで再生可能)という仕様である。



この3枚に共通するのは、爽やかなアルバム・ジャケットのように親しみやすいメロディとサウンド。スタジオ・アルバムではあるが、当時の新宿や六本木のピット・インなどで人気を集めていた彼らのライヴの躍動感もしっかりと感じられる。
バンドのメンバーはアルバムによって多少の出入りはあるが、入江宏(キーボード)、天野清継(ギター)が在籍しており、ゲストにはマイク・マイニエリ(ヴィブラフォン)、鳴瀬喜博(ベース)、山岸潤史(ギター)も参加。さらにプレイヤーズのコルゲンこと鈴木宏昌もアレンジを数曲担当しているので、錚々たるメンバーをチェックしながら聴くのも一興だろう。なお、ボーナス・トラックとして神崎とマイケル・パウロのユニット、エイジアン・ソウル・ブラザースのアルバム『Asian Soul Brothers ft. KANZAKI & Michael Paulo』(09年)から、それぞれ1曲ずつ収録されている。