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懐かしのDDR(旧東ドイツ)サウンド、〈ドイツ・シャルプラッテン〉がサブスク解禁
一部がハイレゾ化され、キングレコードが配信

 オトマール・スウィトナーがベルリンやドレスデンのシュターツカペレと共演したドイツ=オーストリアの古典派、クルト・ザンデルリンクが自ら設立したベルリン交響楽団を指揮したショスタコーヴィチやシベリウス、ヘルベルト・ブロムシュテットのドレスデン時代の名盤、宇野功芳氏が絶賛したハインツ・レークナーの弾ける音楽……。1970年代初頭に徳間書店が音楽事業に進出、伝説の創業者だった徳間康快氏がドイツ民主共和国(DDR=旧東ドイツ)のレコード公団〈VEB(人民公社)ドイツ・シャルプラッテン」と直談判、クラシック音楽部門〈エテルナ〉レーベルの日本発売権を取得して以来、日本の音楽ファンを魅了し続けてきた音源の数々だ。キングレコードは2005年に担当プロデューサーの清勝也氏(2019年死去)ともども〈エテルナ〉の事業を継承、〈ドイツ・シャルプラッテン〉のレーベル名で販売してきた。今回、日本での現在の権利者である第一興商と2035年までの契約を更新。2026年4月から厳選した名盤300点あまりをApple Music、Amazon Music、Spotify、LINE、YouTubeなどのサブスクリプション媒体に開放、一部をハイレゾ化していく。今回の音源はキングに移籍後、2006年にオリジナルのマスターテープをステューダーのオープンリールデッキで再生してリマスタリング、イコライザーを使わずにケーブル接続だけで伝達した原音重視のもの。カラヤン指揮ベルリン・フィルが象徴した〈西側資本主義の煌びやかな音〉の対極にある〈古き良き時代のドイツの「燻し銀」の音〉として一斉を風靡したDDRサウンドが極めて高い忠実度で蘇る。ジャケット画像もドイツ側所蔵の貴重なオリジナル写真に一新した。キングの松下久昭プロデューサーは「従来からのファンだけでなく、若い世代の聴き手がスタンダードなサウンドの魅力に触れていただく機会になれば」と期待している。(池田卓夫 音楽ジャーナリスト@いけたく本舗®︎)

 


RELEASE INFORMATION
全配信まとめ:https://schallplatten.lnk.to/part1

■配信作品リスト
モーツァルト:交響曲第39番・第40番
オトマール・スウィトナー(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン

モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」 第32番・第34番
オトマール・スウィトナー(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン

ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 第8番
オヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン

シューベルト:交響曲第5番 交響曲第7番「未完成」
 ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン

ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 序曲「謝肉祭」
オトマール・スウィトナー(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン

シベリウス:交響曲第2番・第7番
クルト・ザンデルリンク指揮/ベルリン交響楽団

マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
オトマール・スウィトナー(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
クルト・ザンデルリンク指揮/ベルリン交響楽団

モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 管楽器のための協奏交響曲
オトマール・スウィトナー(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン

モーツァルト:フルート協奏曲第1番・第2番 フルートとオーケストラのためのアンダンテ オーボエ協奏曲
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン

モーツァルト:ディヴェルティメント集
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン

モーツァルト オペラ序曲集
オトマール・スウィトナー(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン

ベートーヴェン 序曲集
ハインツ・レーグナー指揮/ベルリン放送交響楽団

ビゼー:「アルルの女」第1組曲・第2組曲 「子供の遊び」/「美しきパースの娘」
ハインツ・レーグナー指揮/ベルリン放送交響楽団

ブラームス:ハンガリー舞曲集/大学祝典序曲
ハインツ・レーグナー(指揮)シュターツカペレ・ドレスデン