作曲家が思う響きを追及する〈理想〉と興行として進行する舞台を継続し資金を確保する〈現実〉。指揮者ケント・ナガノはこれを両輪として活動しながら、国を問わず古典からロマン派・近現代作品に同じ姿勢で追及。その彼が出会ったメンターに思いを巡らす。音楽面ではバーンスタイン、ブレンデルやブーレーズに加えてザッパ、ビョークをなどを紹介。劇場人ナガノの原点のボストンのオペラカンパニーの主催コールドウェルや芸術と経営を両立について語るブロスマン、そしてバイエルン国立歌劇場で多岐に渡る言語で歌詞やドラマに対応する歌手や指揮者をより高みへ導くオペラの生き字引のようなコレペティトールのトリムボーンについて詳述する。
ケント・ナガノ(Kent Nagano)「10のライフ・レッスン」バーンスタイン、フランク・ザッパ、ビョークなど出会ったメンター達に思いを巡らした初エッセイ