メンバーのMCAことアダム・ヤウクの死去に伴って2012年にグループの活動を終了したビースティ・ボーイズのマイクDが、グループの最終作から実に15年の時を経て初のソロ・アルバムを発表した。自宅のスタジオで気ままに制作されたというその成果はブランクどこへやら、フットワークの軽いポップで風通しの良い仕上がり。ギターのファズとラップのエコー処理がまんまビースティを彷彿させるノリから曲のテイストを変えていく“What We Got”はそんなアルバムの象徴だ。キャリアを重ねたいい意味での開き直りと、ウソのない今を楽しむ彼の等身大が前面に出た快い一作。