セルフ・タイトルから滲み出る自信と横たわりポーズのジャケから漂うオーセンティックな質感。1年と待たずに登場した新作は、ダークチャイルドと協働する新生タムラ発という老舗復活も背負ったせいか、R&Bの本質たるヴォーカルに照射し、誠実に美曲を歌う。トロイ・テイラーとトロイ・オリヴァーが手掛けた“I Need Help”、オークらの制作で地声から裏声への見事な移行を見せるミディアム“Cry In Front Of You”、ハーモニー・サミュエルズ制作のバラード“Closure”、クリス・リディック・タインズらによる“Fatherfood”など、全10曲28分。ゲストなし、トレンド度外視も潔いソウル作品だ。