完全にノーマークだったわ……と反省している。16歳でキャリアをスタートし、20歳の時に作家としても活動を始め、EXOVIXXといったK-Popグループの曲を手掛けていたという韓国のR&Bシンガー・DEAN。昨年、まずはUSでデビューを果たし、エリック・ベリンジャーミラ・J、いま注目のアンダーソン・パックとのコラボ曲を発表……という展開を経て、同年11月にZICOをフィーチャーしたシングル“풀어 (Pour Up)”で逆輸入的に韓国でもデビューした(ちなみにカップリング曲はDOK2との“I Love It”)という、なんだかいきなり豪華なメンツと仕事をしているアーティストなのだ。

DEANの楽曲は、エリック・ベリンジャーの最新作『The Rebirth』にも近いスナップハイフィートラップのビートを用いたものやアトモスフェリックな空間系など、参加アーティストのカラーにも合わせたムードはありつつ、いずれも品の良さが伝わる仕立てで好感が持てる。今回ミュージック・ビデオが公開された、CRUSHジェフ・バーナットを招いたシングル“What2Do”もその雰囲気を引き継ぎ、韓国ポップスの真骨頂と言ってもいい美麗スロウに。きっと本来はこういう路線の人ではない気もするのだが、なにはともあれまたイイ曲を作る人が出てきたな……と後追いながら嬉しい限り。今後にも期待したい! ALSHAINもがんばれ!

※“What2Do”のiTunesページはこちら

エリック・ベリンジャーとの“I'm Not Sorry”

 

アンダーソン・パックとの“Put My Hands On You”。プロデュースはSoulectioinMrカーマックエスタ!

 

ZICOとの“풀어 (Pour Up)”

 

DOK2との“I Love It”