インタビュー

HR 『HR』 博多にこのグループあり! 念願のアルバムがついに!

【ZOKKON -candy floss pop suite-】第37回 Part.2

後列左から、青木翼(6期生)、尾河花奏(8期生)、緒方成美(7期生)、小嶋菜生(9期生)。中列左から、望月彩華(6期生)、小林まゆ(2期生:次期キャプテン)、久米知里(2期生:キャプテン)、福原梨紗(6期生)。前列左から、安田玲(5期 生)、中沢友希(7期生)、國本満里菜(2期生)。他にも大勢の研究生ががんばっていますよ!

 

  「博多を愛しとるグループ、HRです! WE LOVE HAKATA!!」(國本満里菜)。

 九州……なかでも福岡エリアにアイドルたちがひしめき合っている様子は、このページでもたびたび取り上げてきたところではありますし、シーンの動向に多少はコンシャスな人であれば状況の賑やかさを感じ取っていることでしょう。そして、ここに紹介するのが博多の老舗グループとして知られるHR。HakataのReboot(再起動)を謳う彼女らのデビューは2010年8月。箱崎に専用の劇場を持ち、定期公演を毎週行うというスタイルは、それこそ大手グループが九州に進出してくる以前から彼女たちが地元で浸透させてきたものでした。本人たちにとってもやはり劇場公演こそがホームだという意識は変わりありません。

  「公演では曲ごとに衣装が変わったり、季節ごとに衣装が変わったりするっちゃん。劇場はファンの方との距離がハイタッチできるぐらい近いし、それに花道があるけん、隅から隅まで皆さんに幸せをお届けできます!」(國本)。

  「嬉しかったことはやっぱりステージに立った時に好きな色のサイリウムやコールを、声が嗄れるまで、手が痛くなるまで振ってくださることですね。悔しいのはレッスンの成果を発揮できなかった時です」(福原梨紗)。

HR HR 〈ハードロック盤〉 オーマガトキ(2014)

 ただ、音源のリリース展開では後発アクトに遅れをとったこともあり、全国的には無名の状態が続いていたのも事実ではありました。そこから風向きが変わりはじめたのは、初の東京ワンマン直前に久米知里がキャプテンに就任した2013年初頭から。並行して始まったシングルの全国展開も結果を徐々に出しはじめ、2014年に入ると個々のメンバーがグラビア誌やTV番組といった全国区のメディアに〈発見〉される機会も増えていきます。その流れに乗り、9月の最新シングル“希望の蕾”は過去最高のヒットに!

  「がんばる人への応援歌やけん、たくさんの人を元気にできる曲だと思ってます。メンバーに対しても心に響く歌詞で、みんな大好きな曲っちゃん!」(久米知里)という同曲は、いままでのHRにないダンサブルなトラックも然り、グループの長い歩みを背景にしたようなドラマティックな出来映えでより多くの耳を惹き付けました。また、その好況は個々の意識の高まりにもフィードバックされているようで……。

  「やっぱり観ていただける機会も増えてきたので、細かいところまでダンスを揃えたり、メンバー同士でたくさん話し合ったりが増えたかな。とくに劇場公演後のミーティングでは、みんなで良いところ悪いところバーリ言い合っとるっちゃん」(青木翼)。

HR HR 〈ホームラン盤〉 オーマガトキ(2014)

 で、充実の一年を締め括るのが、待望のファースト・アルバム『HR』です。グループ名に引っかけて〈ハードロック〉〈ホームラン〉〈ホームルーム〉の3タイプが用意された今作は、シングル曲はもちろん、公演で歌われてきた楽曲の初音源化や完全な新曲がそれぞれに詰め込まれた、ここまでの集大成とも言える盛りだくさんな内容に!

  「ずっとアルバムを出せたらな~って思っとったけん、本当に嬉しいです! 公演で歌っている曲が詰まっているので楽しんでいただけると思います」(安田玲)。

  「私は〈ホームルーム盤〉がオススメ! “夢のステージ”が大好きっちゃけど、音源化に伴ってサウンドも豪華になっとると!」(久米)。

 ご当地ネタからオトナっぽいもの、ブリブリ系まで収録曲のスタイルやアレンジは予想以上に幅広く、年齢もキャラクターも多様なメンバー各人の個性とも重なるようであります。

 「自分は他にいないヤンキー系として唯一無二なアイドルだと思っていて、成人もしてるし、思ったことを真っ直ぐやるという内容で博多をアピールもできている“めんたいLock!!”の他にない個性は私に近いと思っています」(望月彩華)。

 「今回のレコーディングでは新曲の“ミエナイキョリ”を歌わせていただいたんですけど、とてもいい歌詞なので気持ちを込めて歌うようにがんばりました」(尾河花奏)。

 「“ミエナイキョリ”が個人的には好きです! 歌詞がとってもいいからです」(中沢友希)。

  「普段から一曲一曲を大切にしとるっちゃけど、改めて音源になったのを聴くと歌詞の意味だったり深さだったり……やっぱ良い曲が多いなぁって思いました!」(緒方成美)。

HR HR 〈ホームルーム盤〉 オーマガトキ(2014)

 まさに充実の一作というわけですが……一方で1月18日には「何でも相談できて何でも受け止めてくれる、頼りになるお姉さん的な存在」(小林まゆ)だという久米キャプテンの卒業も控えている彼女たち。別れから何を受け取ってどう進化していくのか……HRの新たな希望はそこからまた芽吹き、やがて大きく開花していくことでしょう。

  「知里さんの卒業はすごく寂しいし、不安もバリあるけど、私たちがしっかりして、もっともっと仲の良いグループにしたいです。私個人としてはラジオなどの喋るお仕事をバリしたいかな、めっちゃ話すの好きやけん(笑)。グループとしては〈福岡といえばHR〉って地元の人みんなに言ってもらえるくらいになって、全国にもHRを発信していきたいです。福岡の劇場でみんなのこと待っとるけん!!」(小林まゆ)。

 

▼HRによる2014年のシングル

左から、“エボリューションだ”“希望の蕾”、派生ユニット・すぷらっしゅレボリューションの“めいっぱいはしゃいじゃYeah!!”(すべてオーマガトキ)

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