デヴィッド・フィンチャー監督の最新作でサントラを任されたのは、「ソーシャル・ネットワーク」「ドラゴン・タトゥーの女」に続きトレント・レズナー&アッティカ・ロスのコンビだ。2枚のディスクに渡って繰り広げられるピアノと電子音の不協和音は、薄気味悪くもとことん美しい。初期のナイン・インチ・ネイルズより『Ghosts I–IV』期のほうが好き!というリスナーには、とりわけ強くオススメしたい。