本人が熱望していたトレント・レズナー&アッティカス・ロスによる全面共作/プロデュースが実現した新作。これまでのポップ色は封印され、オルタナ・ロック路線へと振り切った大胆なプロダクションで驚かせる。ダークで混沌とした耽美派インダストリアル・サウンドは、第一子の妊娠・出産にまつわる恐れや喜びを描いたコンセプト作にピッタリ。90年代のナイン・インチ・ネイルズが完全復刻といった印象も。