現代ブラジルでもっとも注目される音楽家のひとり、アンドレ・メマーリ。彼のニュー・アルバム『As Estcoes Na Cantareira』の音源がSoundCloudで公開された。
同作では、名手として知られるピアノのほか、ギター、フルート、ヴィオラ、クラリネットなど、ベースとドラム以外のほぼすべての楽器の演奏から、録音/ミックス/マスタリングまでをメマーリ自身が担当。2008年作『...De Arvores E Valsas』などでも示されてきたその音楽的素養の高さに改めて驚かされる。今回の音源からは、オーガニックで瑞々しくスケール感溢れるメマーリ独自のサウンドが、卓越したアレンジで更なる深化を遂げたことが伝わってくる。アルバムの到着が楽しみだ。