イビザ発の名コンピ・シリーズ〈Cafe Del Mar〉の選曲を長年担当するなど、チルアウト・ミュージックの草分けであり、バレアリック・ハウスの父とも言えるDJ/プロデューサーのホセ・パディーヤが先月リリースしていたシングル“Day One”が年間ベスト級に最高だったので……ここで紹介!
このシングルは、現行バレアリック・シーンのトップ・レーベルであるインターナショナル・フィールから発表されたもの。レーベルのボス=マーク・バロットが近年ウルグアイからイビザに移った影響からか、昨年の冬にパディーヤとの契約が実現していた模様だ。そこから今年リリース予定のアルバムの制作作業に入り、ニュー・ディスコ大国として知られるノルウェー出身の新鋭、テレフォンズがプロデュースした今回の“Day One”が生まれたという。これぞバレアリック!と言いたいクラシックの風格漂う同曲も完璧ながら、ややピッチを上げつつも原曲のフィーリングを崩さずに4/4のグルーヴを意識させるテレフォンズ自身が手掛けたダブ・ヴァージョンも甲乙付けがたい仕上がり!