2000年代のエレクトロ・ブームを牽引したジャスティスのメンバーによる初のソロ・アルバム。20世紀の映画音楽にインスパイアされたという本作では、70~80年代のディスコやエレポップの香りが目立つ。ジョルジオ・モロダーを想起させるいなたいシンセ・シークエンスや、ヒューマン・リーグが脳裏に浮かぶメロディーセンスなど、往年の音楽ファンは懐かしみを抱く瞬間も多い内容だと思う。