カサンドラ・ウィルソンによるビリー・ホリデイ・トリビュート、禁欲的な活動を続けるジャズ/ブルース歌手の魅力が満喫できる一枚

2015.04.17

Nu Jazz、R&B、HIP HOPとは一線を引くかのようなそのスタンスに、俗世との関わりをたったかのような禁欲を感じるここ数年のカサンドラだ。数年前のブルーノート東京のライヴは素晴らしい内容だったと聞いて、この新譜が楽しみだった。変わらぬカサンドラ・トーンが歌い込むのはビリー・ホリデイ。弦も加えたアンサンブルや、バンドと様々に《レディ・デイ》を歌い上げる。かつてのクレイグ・ストリートの《ストレンジ・フルーツ》とは、だいぶ距離を置く内容だが、ジャズ、ブルース歌手の彼女を満喫できる。

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