コラム

DJ☆GO、得意のメロディアスな楽曲主軸にした究極のメロウ・ミックスはKOWICHIとDJ TY-KOH迎えたヤバイ新録曲も装備!

DJ☆GO、得意のメロディアスな楽曲主軸にした究極のメロウ・ミックスはKOWICHIとDJ TY-KOH迎えたヤバイ新録曲も装備!

マルチな才能を如何なく発揮するグルーヴ・マスターが、究極のメロウ・ミックスをドロップ! ヤバい新録曲も装備した、この冬をクルージングするには絶好の1枚をチェックせよ!!

 日本においてウェストコースト~ウェッサイのスタイルを確立した草分けのひとりとして、このDJ☆GOの名を挙げることに異論のある者はいないだろう。その名が示す通り、彼のキャリアの発端はDJで、90年代初頭から都内のクラブ・イヴェントにレギュラー出演し、当初はオール・ジャンルのDJとして全国各地でプレイしていた。その後、US西海岸のスタイルに開眼すると自身のレーベル=RIDE RECORDZを98年に設立。〈WEST COAST SHOW CASE〉や〈GANGSTA FM〉といったミックス・シリーズを展開し、好事家の間では話題になっていたものだ。

 そんな彼がプロデューサーとして注目されるようになったのは、2007年にファースト・アルバム『730 RAIDERS』をリリースした頃からだ。HOOD SOUNDとの共同戦線によって多彩なゲストを仕切った完成度の高さは、すでに安定期を迎えつつあった日本の〈ウェッサイ〉シーンにDJ☆GOという名を太字でエントリーすることとなった。ただ、彼のサウンドは一様にイメージされがちなGファンク基盤のウェッサイ作法に止まるものではない。翌年にはGAYA-KTEE TEEらとRIDE RECO SOLDIERを組織して『DJ☆GO PRESENTS...RIDE RECO SOLDIER』をリリース。ここではマスターPにオマージュを捧げつつ〈ウェストmeetsサウス〉をテーマに、パワフルなダーティー・サウスの流儀も自己流に咀嚼し、その嗅覚とセンスを早々と証明してみせたのだった。

 そこからの彼はDJやトラックメイクに加えて、自身のラップと歌唱も大きな武器にしながら、セカンド・アルバム『LONG TIME BLUE』(2010年)以降はほぼ年1枚の好調なペースでオリジナル作を発表してきた。また、そのセンスは外部プロデュースや客演仕事でも多方面で発揮されており、AK-69KOWICHIHOKTJOYSTICKKDESTINO詩音SAYKOZpukkeyHI-DHORIEL LATINOYORKSHUNら錚々たる面々の作品にコンスタントに参加。2015年だけも詩音のカムバック作『BAYSIDE DIVA』に尽力したほか、RIDE RECO発ではGAYA-Kのセカンド・ソロ『IT'S MY LIFE』(力作!)をフル・プロデュースしたのも記憶に新しいところだろう。

DJ☆GO RIDIN' 730 Vol.2 ~Best Mellow Mix~ RIDE RECORDZ/HOOD SOUND/Village Again(2015)

 ……というところで、今回発表されたミックスCDが『RIDIN'730 Vol.2 ~Best Mellow Mix~』だ。シリーズ前作『RIDIN'730 BEST WORK MIX』はキャリア20周年の節目を記念した仕事集の趣だったが、今回は表題通りに得意のメロディアスな楽曲を主軸にした究極のメロウ・ミックスになっている。もともと“What Is Love”や“Because Of You”といった自身のヴォーカルによるスウィートな名曲の多い彼だけに(その2曲ももちろん収録!)、これは説明不要で高まるところだろう。しかもオープニングに用意されたのは、最新作『SITTIN' ON BLUE』に入っていたダーティーなパーティー・バウンス“SAY YEAH!!”のKOWICHIとDJ TY-KOHを加えた新録ヴァージョン! TY-KOHのシャウトで始まるその甘くないサーヴィスに続いては、トレンドを弁えたハードなビートも交えつつ、スムースでメロディックなチョイスを全40曲ノンストップで届けてくれる。これは寒い季節にはピッタリのキャッチーなウィンター・ギフトと言えるだろう!

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