過去に類例を見ないヴァイオリン小品集の傑作登場! 選曲は中世から現代まで1000年にわたり、彼女は妖精のようにその幅広い時空を飛びまわっている。アルバムは彼女の娘アリスとの対話、という設定で進んでゆく。1曲目は何とDJサンチェス=チョンとの共演。その衝撃はPLAYしたCDを間違えたのではないかと思うこと必至。その後、中世の修道院の楽曲、マショー、ギボンズのルネサンス作品、ファリャ、ミヨー、ケージの20世紀作品など時代をジグザグに辿り、最後は即興演奏風のバッハのシャコンヌで結ばれる。解説は彼女自身が娘に語りかけるように執筆。白沢達生氏がその親密さを巧みに日本語訳している。
類例見ないヴァイオリン小品集の傑作! パトリツィア・コパチンスカヤ、娘との対話という設定で進む中世から現代まで幅広く選曲した一枚
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