紅一点ブランカの脱退という危機をバンド編成への移行で乗りきった〈クリスチャン・ラップ界のブラック・アイド・ピーズ〉が、現体制で初のフル・アルバムを発表。唯一の創設メンバーとなったマンウェルの芸達者なラップを軸に、要所でゲストの力も借りつつマルーン5っぽいグルーヴィーな表題曲から否応なくBEPを想起させる“Best Is Yet To Come”まで、ポジティヴなメッセージを雑食な音楽性で聴かせる貪欲さは変わらず。