なんと2016年のうちに2枚目となるフル・アルバムを発表と、wowakaのクリエイティヴィティーは絶好調のようだ。激しく上下するメロディーラインやねじれたギター・リフが放つ、息の詰まるような緊迫感がいままで以上に前面に出ていて、性急な16ビートとの相乗効果でドラッギーなまでの加速感がある。その一方、ふと差し込まれる“さいはて”での白昼夢のような儚さにこそ、彼らの核心があるように思えたりも。