デビュー5周年に発表される4枚目のフル・アルバム。トレードマークのトリッキーな反復フレーズは健在ながら、ジャジー・ヒップホップな“伽藍如何前零番地”や、エレポップな“SLEEPWALK”など、サウンド・デザインは確実にアップデートされ、モダンなバンド像を提示している。重厚なミディアム・バラードの“青”から軽やかな“ウィンドミル”に至る終盤の流れは、バンドの充実した今を物語っているかのよう。