「アメリカン・アイドル」最終シーズン出身者のデビュー作。ハーモニー・サミュエルズ制作の古風なバラード“Good Woman”を豊満なボディー通りに肝の据わった声で歌い込むが、ニーヨが手掛けたアコースティック調の“Somebody Does”など、その歌や楽曲はゼロ年代のビヨンセを手本にしたかのよう。抑制をきかせつつシャープに歌うMJ風の快活なダンサーなどはジェニファー・ハドソンを思わせ、番組の後輩感も随所に漂う。