Ano(t)raksからの配信EPで脚光を浴びた4人組が放つ初のフィジカル作。シューゲイザーも採り込んだリヴァーブ過多なサーフ・ポップが終始鳴らされており、ビーチ・フォッシルズあたりのUSインディー直系というか、その系譜との同化を目論む振り切ったアプローチが小気味良い。日本のバンド感は皆無だが、参照元のキャッチーな瞬間のみを見事に掬い上げる手つきは東京っぽいし、そこが最大の魅力かも。