南米の変態テクノ部門を代表する人気者、初の公式ミックスCD。ジャケットが意味不明だな~と思ったら、フィリピンのサイケ・ハード・ロック・ギタリストだというウォーリー・ゴンザレスのセカンド・アルバムへのオマージュだそう。辺境は辺境を好むのか……そのウォーリー曲のレボレド・エディットは最初と最後に入っていて、とにかくそこだけでもレボレド節は全開。そして自身の新曲やパチャンガ・ボーイズのトラックも織り交ぜつつ、スペイシー&サイケな独自の世界観を演出している。特にウォルフガング・フォイトとレボレドのトラックが溶解していくあたりは、アヴァンギャルドvs.辺境テクノの様相を呈していて、ゾクゾクするハイライトに。欧米モノに慣れた耳で聴くとショッキングなミックスだ。
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