ハドソン・モホークやオンラー、ビビオらの曲に客演してきたシンガーの、ジャカルタから出したEP2作をまとめた編集盤。プリンスとカーティス・メイフィールドが同時に憑依したようなフリーキーで滑らかな振り幅の広い歌声を誇る人で、ここでもその持ち味が最大限に映える濃密なソウル~ファンクが並ぶ。自身のギターとファルセットがディラ風ビートの上をたゆたう“Dog In Man”もこれまでの彼らしさを反映した良曲だ。