サックス、パーカッションなど新メンバーを加えた9人編成による結成30周年記念盤。得意技のポップなファンク・ロックに対してAOR風に味付けしたり、ねぶたの掛け声を乗せたり、あるいはスピリチュアルなワルツに変えたりなど、骨太な音楽性と遊び心とのバランスが絶妙だ。一生青春を貫く浜崎貴司の瑞々しい歌詞世界も健在。ロックステディに生まれ変わったRCサクセションのカヴァー“夜の散歩をしないかね”も最高だ。