バンド初となる全国流通シングル。90年代ポップスみたいな軽いノリの下川リオ流ラヴソング“多重星”で幕を開けたかと思うと、いつもの挫・人間節全開のスラッシュメタル・ライクな“ダンス・スタンス・レボリューション”で対バン客に喧嘩を売ってはヘドバンやウォール・オブ・デスを強要(でもサビはキャッチーで最高!!)。最後に、これまた90年代アニメのエンディング曲にでも使われてそうな表題曲(ディスコタイムあり)で締めるという、3曲それぞれの毛色は全然違うのに最高の流れ。そうかこれはアニメなんだ。軽やかに始まるオープニング、激しいバトルの本編、そしてちょっぴり切ないエンディング。小学生の頃の水曜夜19時を思い出しちゃったよ。それにしても平成30年にもなって小学生時代を思い出しながら、〈萎え〉だの〈あぼーん〉だの出てくる歌詞が聴けるなんてね。挫・人間にはこのままどこまでも拗らせまくってほしい。同じような境遇のリスナーがいる限り。