5枚目のフル・アルバムでは、〈人権が消し飛び 人生だけが残された気分だ〉といったパンチラインを寸劇スタイルで畳み掛ける“ソモサン セッパ”を筆頭に、悪ふざけや毒っ気、自虐ネタ満載の表現がイキイキと繰り広げられる。サウンドもパンクにダブからクイーンやthe Cymbalsを想起させるナンバー、弾き語りと変幻自在。一方で、寄る辺なさや感傷を吐露した“電球”などもあり、喜怒哀楽を特濃に詰め込んだ感じには不思議な中毒性が。